Quantcast
Channel: 覚醒
Viewing all articles
Browse latest Browse all 195

猫をひき殺してしまった

$
0
0
もう早2月



ものすご~く遅いのですが



今年もよろしくお願いいたします。





昨日の朝のことでした。

私の通勤コースは比較的拓けた街道なんですが

途中の数メートルに歩道がない狭い箇所があります。

車道から路肩、すぐに人の家の塀が数軒連なります。

狭い路肩に背丈ほどの塀なので視覚的にもすごく切迫されたように狭く窮屈に感じます。

通勤の車が多いのと信号の間隔が短いのでスピードは40キロ程しか出せません。


そこをいつも通りに車を走らせていました。

前方に家の方からダッシュしてくる猫が見えました。


こっちに飛び出してこなけりゃいいがな。。。


その心配をよそに私の車めがけて飛びだしてきました。


うわっ!!!


ブレーキを踏み、ハンドルを切りました。

ゆっくりと進み・・・・


どう??逃げてくれた?


大丈夫みたいだな、と安堵しながらさらにゆっくり進みハンドルを静かに戻す。


後輪が何かを乗り上げた
えっ?マンホールかなんかあったかしらん


前の信号が赤に変わりさらに速度を落とす

嫌な予感が襲ってくる

ルームミラーを静かに見上げると・・・

そこにはあの猫が


仰向けに倒れているのか
右、左、右、左、、、とのたうち苦しむ姿


やがて車は信号で停止

その間、ずーっとミラーを見上げていました。

どうする、降りて病院連れて行こうか?

いや、でも前も後ろも車が連なってる。





のたうつ間隔が段々とゆっくりになり
信号が青に変わるころは動かなくなりました





会社に着くまで引き返すか、出社するか悩み

結局、会社に行かなければとか車が連なってるとか

そんなことを言い訳に私はあの猫を見殺しにしてしまいました。




車が完全にその体に乗り上げ

もがき苦しみ

段々と動きが鈍くなり

やがて動かなくなり

その苦しむ姿が何回も蘇り



勤務が終わった昼過ぎに行きましたが形跡はありませんでした。




引き殺してしまったという罪悪感に押しつぶされそうです。





Viewing all articles
Browse latest Browse all 195

Trending Articles