たまたまなんですが、夕方テレビのチャンネルを切り替えていると
あるタイトルに目を引かれてその番組をぼーっと観てました。
RKB放送の報道特集とかで
人生の最期をどこで迎えるか・・・
求められる在宅看護
そんなタイトルでした。
そこにはいくつかの家族の在宅療養の様子が映し出されていました。
在宅療養を支えている医師は、こう話されていました。
住みなれた自宅で最期を迎える方が安心するでしょうし
まあ、そりゃそうなんですが・・
私もそうありたいと願いはしますが・・・
ひとりの男性患者さんは末期の肝臓ガンに侵され
余命があまり残されていないのを悟られ、自身の強い希望で退院をし自宅に戻られました。
数十年前に奥さまを亡くして以来のひとり暮らし。
住み慣れた自宅で一人で最期を迎えるということでした。
ひとりの女性患者さんは長らくガンに侵されベッドに寝たきり状態。
この方の放送途中で観始めたので自宅に戻る経緯が分からないんですが
二十歳の息子さんが献身的に看護をされていました。
この患者さんは最期の看取りまで放送されました。
亡くなられた後のお顔まではっきりと映し出されましたが
安らかな寝顔でした。
私の父の時もそうでしたが、医学の進歩は素晴らしいと思います。
治療そのものの進歩は元よりですが
患者及び患者の家族が求めているものを提供できる体制になってきたと感じます。
ガンの場合は、その痛さ。
父の場合はモルヒネを選択しました。
自宅で最期を迎えるには様々な諸問題があります。
自宅で24時間体制で患者と向かえるか?
うちの場合はこれで断念しました。
モルヒネを使用しても痛みが皆無になるわけではなく
痛みで苦しむ父を、いつ容体が急変するか分からない父を
24時間体制で看て行くのは無理だという結論は直ぐにでました。
自宅で症状に対した治療やサービスを受ける事ができるか?
うちの場合は父の年金額が割合高い金額だったので金銭的には困りませんでした。
要介護支援を仮に持っていても限りなくサービスが受けられる訳ではなく
限られた支援しか受ける事ができません。
後者の方は生活保護を受けながらの在宅看取りでしたが
金銭的な問題で入浴などのサービスなどは回数を抑える等の対処をされていたようです。
【生活保護】っていうのはこういう人達の為に大いに活用されるべき制度ですね。
人は、自分の人生の終末を悟った時、何を感じ何を思うのだろう
どうやって最期を迎えるかな。
初老となり父の最期を見てきた今は自分のその時を漠然と考えたりします。
希望はやはり ピンピン コロリ ですが
人生、思うようにいきますがどうか。